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雇用統計上振れでも急騰、年明けのNY金上値トライも一服か

雇用統計上振れでも急騰、年明けのNY金上値トライも一服か

12月雇用統計が予想外の好結果となり、米長期金利上昇とドル高の流れが急伸、NY金は急落で反応も一時的に。
追加利下げ観測後退への思惑から株安の流れが加速したことで、リスク回避の流れとなってNY金は急反発。
新年第2週の堅調推移が加速する格好となり、11月安値と12月安値を結ぶ下値サポートラインから放れて今度は10月最高値起点のレジスタンスラインとの攻防へ。
年明け1回めの上値トライでは、いきなり重要局面を迎える展開にも。

このまま三角保ち合いを上抜け、12月高値(2761.3)も上抜けるようなら一段高トライへ。
11月安値(2541.5)から12月高値までの上昇値幅=219.8ドル、
12月安値(2596.7)+219.8ドル=2816.5ドル。
新年早々、最高値更新トライへと向かう可能性が高まることに。

しかし、追加利下げ観測後退はNY金にとっても大きなマイナス材料であり、この週末の急騰局面がさらに続く可能性は決して高くはなさそうにも見えます。
1月中旬のインフレ指標確認経由、月末FOMCに向け、三角保ち合い継続で様子見状態へ、とのシナリオのほうが優勢かもしれません。
さらに、利下げ観測後退の影響が徐々に強まり、インフレ懸念再燃などからNY金の下押し圧力となり、三角保ち合いを下抜けるようなら12月安値(2596.7)との攻防へ。
これも下抜けると一段安トライへ。
12月高値から12月安値までの下落値幅=164.6ドル、
1月高値(2735.0)-164.6ドル=2570.4ドル。
1月後半には2600ドル割れへと失速する可能性もありそうです。

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