7月FOMC後のパウエルFRB議長会見では、予想どおり次回9月FOMCでの利下げの可能性を示唆。
2日後の7月雇用統計は予想以上に低調。雇用者数の伸びは急減速、失業率は急上昇、賃金インフレ鈍化は一段と進行。
9月利下げの「可能性」を示唆するや否や、即「ほぼ確定」へと格上げ状態に。
これまでは利下げの可能性を好感して買われていた株式市場では、雇用情勢の急ブレーキに不安を覚える状況にもなってリスク回避へと急転換。
株安の流れが急速に進行し、長期金利急低下とドル安基調にも連れ、利下げもリスク回避も歓迎のNY金は2500ドル台へと高値更新トライ。
ただし週末というタイミングとリスク資産としての一面も垣間見られた格好にもなり、上ヒゲを残して2500ドル台維持には失敗。
予想どおり9月利上げ示唆でNY金は最高値更新と2500ドルの大台トライを達成。
6月末安値(2304.7)から7月最高値(2488.4)までの上昇値幅(183.7)を、7月25日安値(2351.9)を起点に加算するN計算値=2535.6ドル。
8月2日高値では2522.5ドルまで上昇し、もう少しの上昇余地も残したような状態にも。
月末月初の重要イベント通過で目先、夏休みで一服となる可能性もあるものの、概ね2450ドル超の水準を維持するなら、高値保ち合い上限超えを維持する形にもなり、2530ドル台へと一段高トライを、夏休み中に試す可能性も。
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