本日の金相場プラチナ相場

国内金価格・プラチナ価格とNY金相場・プラチナ相場、為替・ドル円相場のチャートとテクニカル情報を日々チェック。独自の相場観とデータ分析を元に相場動向を分析します。

ゼロ金利当面継続でNY金は高値三角保ち合い上抜けへ

ゼロ金利当面継続でNY金は高値三角保ち合い上抜けへ

雇用統計のポジティブ・サプライズを受けてNY金が高値三角保ち合い保ち合いを下方ブレイクしたのが1週間前。
しかし、20日移動平均-2.5%乖離ラインにサポートされて反発した6月第2週。
FOMCでは半年ぶりに経済見通しなども発表され、向こう2年間のゼロ金利継続見通しや失業率の高止まりに低インフレ長期化など、景気回復にはかなりの時間を要するとの見方が示されました。
これを受けて急騰したNY金は4月以降の三角保ち合いを上抜け、たかにも見えました。しかし意外と上値は重く、連日1750ドル台で失速すると、連日上ヒゲだけの三角保ち合い上抜け。

それでもMACDラインはシグナルラインを上抜け寸前。現状の三角保ち合いを終値ベースでもしっかりと上抜けると同時に流れも好転、という展開も想定できそうです。
また、20日移動平均-2.5%乖離ラインで反発した流れで20日移動平均線を超えた現状からは、20日移動平均+2.5%乖離ラインが推移する1775ドル程度までは、この反発基調が続く可能性も十分想定できそうです。

また、3月と4月には約200ドル程度の急騰局面を形成し、N計算値を適用する形でいずれまた200ドル程度の上昇局面を形成するようなパターンも想定されます。
株価の大幅調整などをきっかけに現在の反発基調が徐々に加速する展開となれば、先週末安値1670ドル台を起点に200ドル程度の上昇となれば、次の高値は1870ドル。

現状を1680ドルから1760ドルまでのボックス型での保ち合い状態とみれば、この上限を上抜けた際にはこの値幅分、80ドル程度さらに上昇するパターンも想定可能です。
その場合の高値は1840ドル。

そう遠くない時期に、1800ドル台を試す場面がやってくるかもしれません。

スポンサーリンク
 

過去最大の大外れ、雇用統計後に急落のNY金は高値保ち合い下限(6/7)
高値三角保ち合い崩れも米中緊張激化懸念でNY金は高止まり(5/31)
高値更新先送り、NY金の次回高値は1800ドル台も?(5/24)